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多すぎるデータ、多すぎる代替案

製造部門
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医療機器メーカー

クライアント

この国際的なエレクトロニクス企業は、医療機器や診断装置を含む、さまざまな消費者市場やB to B市場で事業を展開しています。北米の医療機器工場では、トップセールスのハイテク製品を生産しています。

課題

情報過多と時間不足、このジレンマが私たちを悩ませます。しかし、一刻を争うような仕事では、情報を素早く効果的に活用することは有用なだけでなく、非常に重要なことです。ある高価で需要の高い製品で品質問題が発生し、生産がストップしたとき、問題を迅速に解決しようとする努力が、膨大な量の関連データと代替案によって頓挫してしまったことがあります。施設内で最も有能で経験豊富なスタッフからなるトラブルシューティング・チームは、明確な方向性を見出せないまま2時間にわたって作業を続けました。

ソリューション

休憩時間の間、トラブルシューティング・チームのマネジャーの何人かは、以前、他社で受けたKTワークショップを思い出しました。オペレーション・マネージャーはまだそのワークショップの資料を持っていたので、彼らは体系的なKTアプローチを再検討し、21世紀のジレンマに適用することにしました。オペレーション・マネジャーが資料を確認し、グループのファシリテーターを務めました。KTプロセスの質問を使って、メンバーは可能性のある原因を素早く絞り込み、以前はもっともらしいと思われていた考えを排除していきました。そして、その結果、ある操作方法が問題を引き起こしていることを突き止めました。そして、簡単で低コストの改善策を試し、生産を再開したのでした。

成果

この成功をもとに、マネージャーたちはケプナー・トリゴーに連絡を取りました。やがて、KTアプローチを取り入れたトレーニング、コーチング、プロセス改善のプログラムが開始されました。結果は素晴らしいものでした。製品の生産量が8~10%増加しました。品質が向上したことで、品質保証コストも削減されました。問題解決に費やす時間も減りました。また、バラツキのある部分を特定し、プロセスを改善したことで、将来の多くの問題を回避することができました。データが豊富な環境では、多くの課題と機会があります。現在、このメーカーの部門横断的なチームは、データとKTプロセスを活用して、効率的かつ効果的な行動を行っています。そして、複雑な問題に対処し、高品質な製品を生み出すことができるという新たな信念を共有しています。

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