失業率が高止まりし、雇用も伸び悩む中、求職者は厳しい競争下に置かれています。求人の数が少なく、求職者の数も多いため、選考を通過して出世するのは大変なことです。当然ながら、多くの企業が同じようなジレンマに直面しており、収益を上げ、競争力をつけるために苦しい戦いを強いられています。
最近の フォーブス記事 は、就職活動で最も重要なジョブスキルのトップ10に焦点を当てたもので、トップ3は以下の通りでした。
- クリティカル・シンキング
- 複雑な問題解決
- 判断・意思決定
実際、この3つのスキルは、2013年に最も需要の高い10の職種のうち9つで求められる主要な特性であるほど、需要が高まっています。これらのスキルは、求職者にとって重要なだけでなく、採用された後も成功を収めるために不可欠なものです。
このようなスキルを社員の能力開発に取り入れることは、企業にとっても有益なことです。問題解決能力や批判的思考力を高めることで、社員は企業の最も複雑な問題を解決し、インパクトのある意思決定を行うことができるようになるのです。従業員が組織の最も緊急なニーズに取り組めるようになれば、従業員のエンゲージメントが高まります。そして、エンゲージメントが高まれば、企業の収益にもプラスに働きます。その証拠がここにあります。
最近、いくつかの研究により、従業員エンゲージメントと財務的リターンの直接的な関係が証明されています。Kenex社の調査によると、最もエンゲージメントの高い企業は、最も低い企業に比べて、5年間の総株主利益率が5倍も高いという結果が出ています。 タワーズペリン調べ は、従業員が積極的に働いている企業では、純利益率が6%高いことを発見しました。
もしかしたら ダニエル・ピンクのベストセラー作家。 ドライブ何が私たちを動かすのかについての驚くべき真実。 は、より直接的な表現をしています。「40年にわたる研究により、より多くの自律性を与え、熟練に向けて努力させ、人々を目的に結びつければ、人々はより高いレベルでパフォーマンスを発揮できることが分かっています。
つまり、従業員のクリティカルシンキングのスキルを効果的に伸ばすことは、エンゲージメントの主要なドライバーである内発的動機づけに大きな影響を与えるということです。社員が仕事の成果にオーナーシップを感じ、自分の思考が変化をもたらしていると思えば、職務を超えた取り組みができる可能性が高くなるのです。
つまり、従業員の批判的思考能力に投資することは、従業員に利益をもたらすだけでなく、企業の将来に対する賢い投資なのです。